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ヘルシーレター January 2024

おいしいレシピ January 2024

●初春の七草で体にやさしいお粥を

新年あけましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染症が5類移行後初のお正月休みで、マスクから解放されたイベントや帰省で、自由と喜びを実感できるお正月になると思っていたところ、元旦からの地震警報。能登半島での大きな地震で、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。余震にも気をつけて、どうぞ皆様安全にお過ごしください。一日も早い復旧をお祈りいたします。

ヘルシーレターは今月から形を変えてのスタートとなりましたが、引き続き楽しくおいしく、季節や暮らしに寄り添った体を作る食に関するお便りを私からお届けします。どうぞよろしくお願い致します。

私は今年、例年より少なめにお節を作ったのですが、それでも休日で食べ続けてしまうせいかやはり身体が重く感じ、早々に七草粥が食べたいと思っています。皆さんは毎年七草粥をいただきますか?

1月7日の朝に七草粥を食べる「人日の節句」の起源は古代中国。1日から7日までの各日に動物を当てはめて占い、大切にするような風習があり、7日目は動物でなく人を占って人間を大切にする日とされていたそうです。そしてその日に7種類の野菜を入れた温かい汁物を食べて無病息災を祈る風習が奈良時代に日本に伝わり、日本のお正月の「若菜を摘む」風習と入り混じり、江戸時代には七草粥をいただいて、一年の無病息災を願う節句として根付いたといわれています。

お粥に入れる春の七草は、「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)」の7つを指します。スーパーでは春の七草セットが販売されて簡単に揃います。薬膳効果やビタミンが含まれているので、昔は冬に不足しがちなそれらを補給する意味合いが強かったかもしれませんが、あっさりとしたお粥でお正月明けの胃腸をいたわる節句行事としてちょうど良いですね。

お粥は残りご飯で作ってもいいのですが、生米から炊いた柔らかいお粥というのはまたおいしいものです。七草を揃えられなくても、また七草粥を食べ損ねたという方も、カブや大根、もしくはセリだけでも1月にはお粥を炊いて召し上がってみてください。しみじみおいしくて、私はいつもの朝食より食べ過ぎてしまうのです。

<七草粥>
材料(1〜2人分)
生米100g(1/2合より若干多め)、水700〜800cc(お好みで1:5〜10で加減できる) 、春の七草セット、塩適量

作り方
  1. 大根、カブは1cm角ぐらいに刻み、七草の葉の部分は塩を加えた湯でさっと下茹でし、水で冷やして軽く絞り6〜7mmに刻む。生米は洗って水をきる。
  2. 土鍋か厚手の鍋に水をきった米、好みの量の水、大根やカブを入れ、土鍋に蓋をして中火にかける。沸騰したら鍋底からかき混ぜて、ふたを少しずらして弱火で40分ほどじっくり炊き、やわらかく炊けたら塩と刻んだ七草を加えて混ぜ、2分程蒸らして出来上がり。


フードコーディネイター 青木幹根子
七草
七草粥
Healthy Letter from Mineko Vol.237 January 2024
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