ヘルシーレター
おいしいレシピ July 2024
●簡単・便利な「自家製ガリ」を作りましょう。
初夏から秋にかけて出回る新生姜。通年見かける黄土色の根生姜と同じものですが、収穫後貯蔵せずに出荷されるので色が白く、茎の付け根がピンク色で辛味が少なくみずみずしいのが特徴です。初夏から夏の新生姜はハウス栽培のものがほとんどで、秋になると流通量の少ない路地栽培のものを稀に見かけます。
生姜の辛味はジンゲロールという強い殺菌作用を持つ成分ですが、加熱するとショウガオールという成分に代わり、体を温めて新陳代謝を活発にしてくれます。また、生姜の独特の香りはシネオールという成分で、これには食欲増進、疲労回復といった夏バテ解消作用や消炎作用もあると言われています。古くから生薬や薬膳として用いられる他、殺菌、解毒作用があるので食中毒予防や魚介類などの薬味として添えられてきました。
辛味が少なく生で食べられるので、さっと水にさらしてから千切りし、お浸しやサラダに加えるとフレッシュな生姜の風味と食感を楽しめますが、自家製のガリ(甘酢漬け)にすると半年以上長期保存できて便利です。焼き魚にもさっと添えられますし、おつまみにもなります。また、甘酢漬けの生姜をたっぷり千切りし、刻んで麺つゆで煮た油揚げやほぐした焼き魚などと混ぜご飯にするのが私は大好きです。夏バテ気味な時などにお試しください。
<新生姜の甘酢漬け>
材料
新生姜 約250g
甘酢:酢(米酢または穀物酢)140ml、水70ml、砂糖50g、塩小さじ1
作り方
生姜の辛味はジンゲロールという強い殺菌作用を持つ成分ですが、加熱するとショウガオールという成分に代わり、体を温めて新陳代謝を活発にしてくれます。また、生姜の独特の香りはシネオールという成分で、これには食欲増進、疲労回復といった夏バテ解消作用や消炎作用もあると言われています。古くから生薬や薬膳として用いられる他、殺菌、解毒作用があるので食中毒予防や魚介類などの薬味として添えられてきました。
辛味が少なく生で食べられるので、さっと水にさらしてから千切りし、お浸しやサラダに加えるとフレッシュな生姜の風味と食感を楽しめますが、自家製のガリ(甘酢漬け)にすると半年以上長期保存できて便利です。焼き魚にもさっと添えられますし、おつまみにもなります。また、甘酢漬けの生姜をたっぷり千切りし、刻んで麺つゆで煮た油揚げやほぐした焼き魚などと混ぜご飯にするのが私は大好きです。夏バテ気味な時などにお試しください。
<新生姜の甘酢漬け>
材料
新生姜 約250g
甘酢:酢(米酢または穀物酢)140ml、水70ml、砂糖50g、塩小さじ1
作り方
- 生姜のピンクの部分は切り落とし、色出しに使うので残しておく。スプーンを使って生姜の皮をこそげ落としたら、スライサーを使って薄く切る(繊維に沿って切ると食感が強く残ります)。
- 1.を水にさらしてからざるにあげ、鍋にたっぷりの湯を沸かして1〜2分ほどゆで、ざるに広げて冷ます。
- 甘酢の材料を小鍋に入れて煮立て、冷ます。熱湯消毒した清潔な保存瓶にペーパーで水分をとった2と甘酢を入れ、冷蔵庫で保存する。1日置いてから食べられる。
フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Mineko Vol.243 July 2024