本文へ移動
■企業情報
株式会社べーじゅ
〒160-0023
東京都新宿区西新宿4-32-11
セントビラ永谷105
TEL. 03-3376-3551
FAX. 03-3378-8170

ヘルシーレター 2023年9月

ヘルシー歳時記・9月

●猛暑が続いた「暑さ負債」に要注意。

年間最多記録を更新した、今年の猛暑。異常気象が続き「経験をしたことのないような大雨」に遭遇したり、何日も続く35度以上の猛暑。体の中に熱がこもり、疲労や不眠が蓄積していく「暑さ負債」が注目されています。めまい、倦怠感、吐き気、食欲不振など、夏の終わりに「負債」を抱えたように疲れがどっしりとやってきます。

お疲れ様です。
ひとことで「疲れ」といっても、その症状はさまざま。自覚できる症状として、倦怠感、不快感、脱力感などがあります。これは自分で感じることができる「自覚的疲労」と呼ばれるもの。また、疲労の分け方もいろいろ。スポーツをし過ぎると筋肉が突っ張り、乳酸や代謝物質が溜まって起こる筋疲労。胃のもたれや下痢などは交感神経と副交感神経の不均衡から起こる臓器疲労。増えているのが心の疲れ、脳の消化不良を招く神経・精神疲労。これらの疲労は単独では起こらず、複合的に起こることが多いのです。こう考えるとますますイライラして疲れてしまいます。

疲労回復には、ズバリ「休養・睡眠・栄養」。ところが規則正しい生活にも限界があります。そこで登場願うのが「ビタミン」です。とりわけ、疲れたときにはビタミンB群が威力を発揮します。なぜ、ビタミンB群が疲れに効果的なのでしょう?

それはB群のビタミンはどれも体内の代謝に重要な働きをしているから。まず、B1は疲労した精神状態を改善し、神経系、筋肉、心臓の機能を正常に保ってくれます。B2は成長と生殖を助け、B6は欠乏すると貧血や舌炎、不眠症などを引き起こし、B12は貧血を防いで集中力、記憶力を高めてくれます。そして忘れてならないのが葉酸。元気な細胞を作るために大切なビタミンです。これらのビタミンB群はそれぞれ単独で摂るよりも、全部一緒に摂ったほうが効果的。さらにビタミンB群は体内では作られず、貯蔵もされないので、毎日補充しなくてはなりません。合わせてビタミンEとCもプラスすれば鬼に金棒です。

べーじゅ「新・マルチビタミン」は、“葉酸+イノシトール&ミネラルの鉄+10種類のビタミン”が成分の総合ビタミン剤。これからの季節を快適に、健康な暮らしをサポートしてくれます。

熱帯夜続きで睡眠不足ぎみ。クーラーのタイマーを上手に利用して、照明や寝具などにも気配りを。最近では冷却効果のあるシーツなども人気のようです。アイスノンや保冷材をタオルに包んで、後ろ首元を冷やすと体温も下がって安眠しやすくなります。

冷たい飲み物の摂りすぎで体内の電解質のバランスが崩れがち。冷麦やそうめんなどさっぱり系の食生活では、大切なたんぱく質が不足します。体の中では貴重なたんぱく質を節約しようと動きが鈍くなり、やる気も低下。これが夏バテの原因です。土用の丑にウナギを食べるのも納得できます。肉や魚、大豆、乳製品をしっかり摂りましょう。


メディカルアドバイザー 松村富代
夏野菜
川遊び23

おいしいレシピ・9月

●初秋の「すだち」の香りを楽しみましょう。

初秋といっても暑い9月。秋のおいしい食材が出まわりますが、さわやかな香りも添えたいところです。冬が柚子なら、この季節の代表は「すだち」ではないでしょうか。

徳島県が全国のすだち生産量の98%を占め、9月前後に旬を迎えるすだちは、豊富なビタミンCやレモンを上回るビタミンA、カリウムなどを含みますが、比較的やわらかな酸味とすがすがしい独特の香りで、果汁はもちろん果皮も薬味などに使うことができます。

お酒なら焼酎やジンを炭酸で割ってすだちをキュッと絞ると最高。お子さんには果汁を希釈してハチミツを加えてもいいですね。私は秋刀魚などの焼き魚や鯛のお刺身にさっと絞っていただくのが大好きですが、9月の暑い日には冷たい麺に浮かべ、夏を締めくくるのが楽しみです。涼しくなったら塩ラーメンや豚骨ラーメンに加えて味変を楽しむもよし、酢の物から湯豆腐まで使える名脇役です。

保存方法としては、鮮度保持袋などを用いてできるだけ空気を抜き、冷蔵庫の低めな温度で保存すると2週間は保ちますが、たくさん入手できたら丸ごと冷凍がおすすめです。同様に保存袋の空気をできるだけ抜いて丸ごと冷凍し、使用時には水に浸すか、常温に置いても10分程で解凍できます。皮を使う場合は冷凍のまますりおろすと良いでしょう。冬までゆっくり楽しめますよ。


フードコーディネイター 青木幹根子
すだち01
すだち02
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.233 September 2023
TOPへ戻る