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ヘルシーレター 2022年11月

ヘルシー歳時記・11月

●コロナとインフルが同時流行?

新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン接種が始まっています。高齢者には5回目となります。また、季節性インフルエンザと新型コロナが今年の冬、同時に流行する「ツインデミック(同時流行)」への警戒が高まっています。

北半球とは季節が逆になる南半球のオーストラリアでは今年の5月から7月にインフルエンザの大流行が起こりました。例年8月末がピークなのですが今年は数カ月早まっています。その原因としては、ウイズコロナ宣言後の免疫力の低下、外国人を対象とする入国制限の解除、そしてマスク着用義務の撤廃などが挙げられています。日本では新型コロナの第7波が落ち着きを見せ、マスク着用や水際対策の緩和に伴って、海外からウイルスが入りやすくなることなどが懸念されています。

新型コロナとインフルエンザは同時に感染する可能性もあり、その場合は症状が重くなるといわれています。症状が似ているためPCR検査で判別する必要がありますが、同時に数種類のウイルスを識別できる検査もあるのですが、一部の専門医に限られています。

まずはインフルエンザのワクチン接種をしましょう。インフルエンザワクチン接種で免疫力を高めることで、インフルエンザへの感染リスクは下げられます。効果も4~5カ月持続します。東京都では65歳以上の高齢者には自己負担金なしで各自治体から接種券が配布されています。

3回目、4回目の新型コロナワクチン接種が終了していない人はこちらも接種をお勧めします。新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは、これまで接種間隔を13日以上あける必要がありましたが、今シーズンから同じ日に打つなど、13日を待たずに接種することが認められています。国は、単独で接種した場合と比較して有効性と安全性は劣らないとしています。

新型コロナとインフルエンザの同時流行が起こるかどうかは「コロナ第8波」が襲来するか否かに懸かっているといっていいでしょう。今年の冬に新型コロナウイルスが猛威を振るうとすれば、新たな変異株が登場した時と見られます。1年前にはオミクロン株の出現を予見できませんでした。警戒を怠らないことが重要ですが、新型コロナ対策を徹底していれば、インフルエンザの流行を抑えられることにもつながります。やはり、マスクや手洗い、“密”を避けるといった対策の重要性は今後も変わりません。

季節は秋を通り越して一気に冬へ。日本の四季の美、春夏秋冬の概念が少しずつ崩れてきているような今日この頃。写真は山梨甲斐駒ヶ岳、山荘周辺の武川の秋模様。しばし、紅葉の美しさを感じていたいものです。


メディカルアドバイザー 松村富代

2022秋
2022武川の秋

おいしいレシピ・11月

●白菜三昧の日々が始まりました。

我が家では11月から春まで日々食卓に上がるものがあります。それは白菜の浅漬け。この季節の柚子皮の香りと人参の香味も少し加え、輪切りの赤唐辛子、昆布と塩だけの味付けです。赤唐辛子を少し加えると、ピリッとした辛味で塩分が控えめでも満足感があり、腐食防止効果もあります。食べやすく切ってボウルに入れ、材料と塩を振ってしばらく馴染ませたら、余分な水分を捨てて保存袋に入れ直し、ギュウっと押しながら空気を抜きます。冷蔵庫で一日置くと食べられます。お弁当の隙間に悩んだ時にもお役立ちですね。

この季節の白菜はみずみずしくて甘くなり、サラダの主役にもなります。生食の際は外側を外し、柔らかく味の濃い内側部分を使うのがおすすめ。白い茎の部分は3〜5mmに、葉の部分は8〜10mmぐらいに切ると馴染みます。私は白菜にフルーツを合わせたサラダが大好きで、リンゴやグレープフルーツ、キウイフルーツなどと合わせます。オリーブオイルとお酢、少しの蜂蜜と粒マスタード、塩コショウだけのシンプルなドレッシングで、フルーツを変えて楽しんでいます。

白菜の外側は火を入れた料理に向きますね。洋風なら白菜のミルク煮はいかがでしょう。スープで煮た白菜に加えるのは牛乳ではなく豆乳で作ってもおいしいです。私は鶏肉と合わせてよく作りますが、ベーコンや魚介類と合わせるのも大好きです。

そしてメインはやはりお鍋。豚肉と重ねたミルフィーユ鍋もシンプルな材料で簡単、おいしい。毎週のように食べたいお鍋です。白菜の成分の9割が水分ですが、ビタミンCやカリウム、ミネラルも含まれています。栄養のある食材と組み合わせ、旬のおいしさを毎日いただきましょう。


フードコーディネイター 青木幹根子

白菜三昧01
白菜三昧02
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.223 November 2022
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