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衆院選が終わりました。大勢に大きな影響はなかったものの大物政治家が落選するなど、モヤッとした結果になりました。そして、なぜか新型コロナ感染の陽性者が急激に減少しています。専門家も政府も確たる減少原因を発表できないまま、冬シーズンを迎えようとしています。第6波への拡大が懸念される中、社会活動は少しずつ始まっています。ワクチン接種、日本人の感染予防に対する行動（マスク着用、手指消毒）が徹底されたからなど挙げられていますが、他国を見る限り、ワクチン3回目の接種など、まだまだコロナとの戦いは終わってはいないようです。少なくとも、ワクチンの効用により重症者や死亡者が極端に減少していることは事実のようです。

さて私事ですが、今月で乳がんを患ってから7年が経過し、8年目に入ります。手術、放射線治療、ホルモン剤投与など治療を5年間続け、それ以降は一年に1回、マンモグラフィー、超音波検査、首から腰までの造影CT、腫瘍マーカーを含む血液検査などを受け、最終的にそのデータを参考に主治医の問診そして触診を受けます。2週間ほどかかるメンテナンス月間です。もう何度も経験しているはずなのに、最終結果が出るまではドキドキです。過去、肝臓や膵臓に「変な影」が診られるということで、より詳しく次の検査に進んだこともありましたが、とりあえずクリア。安くはない諸検査に無駄な検査だったと思うか、「よかった」と安堵するか、微妙です。このメンテナンス、10年間続きます。今月を含めてあと3回。検査が生きるための安心材料となっているのは事実で、主治医ともお別れと思うと寂しい感は拭えません。

がんは私にとって「生き方」を変えてくれた病です。日本は国民皆保険で幸せな国だと思います。できるだけ、行政の行っている健康診査を受けていただきたい。女性は特に婦人科検診を積極的に受診されますように願わずにいられません。国保や社保の種類で違いはありますが、比較的安価にあるいは無料で検診は受けられます。行政の発行している市や区の広報誌をチェックしましょう。多くの場合、婦人科検診は別日であったり、婦人科に出向いたりしなければなりませんが、それをおっくうと思わず受診してください。私は市の検診で発見され、精密検査に進み、乳がんと診断され手術することができました。コロナ感染が落ち着いている、今こそがチャンス。新しい年をすがすがしい気持ちで迎えるためにも自分の体メンテナンスをお忘れなく！

山荘生活も20年を迎えます。半月は山で、残りは吉祥寺のマンションで暮らしています。いつまで車の運転ができるか、それが課題ですが迷惑をかけないように自分自身を制しなければならないと思っています。写真は10月末、甲斐駒岳に降った初冠雪と早朝の満月、そして清里の紅葉です。穏やかな年末が迎えられますように。