本文へ移動
■企業情報
株式会社べーじゅ
〒160-0023
東京都新宿区西新宿4-32-11
セントビラ永谷105
TEL. 03-3376-3551
FAX. 03-3378-8170

ヘルシーレター 2019年8月

ヘルシー歳時記・8月

●「3大夏風邪」が流行っています。

暑いですね、本当に暑い!7月の涼しさが嘘のようです。来年のオリンピックはどうなるのでしょう?こんなに暑いのに、

この夏、全国的に手足口病をはじめ咽頭結膜熱、ヘルパンギーナなどの「夏風邪」が大流行しています。手足口病、ヘルパンギーナはエンテロウイルスの一種、「プール熱」ともいわれる咽頭結膜熱はアデノウイルスによる感染症。夏場に流行しやすいことから「3大夏風邪」ともいわれています。

手足口病は手のひらや足の裏、口の中、ひざやおしりなどに白い水疱状の発疹が出ます。潜伏期間は3~6日。熱は出ないことも多く、出ても38度ぐらいまで。水泡は自然に消えて1週間ぐらいで完治します。ただし、手足口病は何種類ものウイルスで起こるため一度感染して完治しても、またかかることがあります。また、感染する患者さんのおよそ9割が5歳以下の乳幼児に多いため、子どもがよくかかる夏風邪の一種と思われがちですが大人がかかることもあり、その場合は症状が重いのも手足口病の特徴です。「大人の手足口病は激痛で歩けない。箸が持てない。シャワーすら大変」、「喉全体が口内炎になったようで水を飲むのも大変」などといった声が聞かれ、脱水などを起こさないようにしなくてはなりません。

ヘルパンギーナは高熱が出て、喉や口の中が腫れたり水疱ができたりします。咳やくしゃみからの感染、あるいは排泄された便からの感染が考えられ、潜伏期間は2~4日。39度前後の高熱が続き、やがて粘膜の水泡がつぶれ、喉の痛みを訴え、つばを飲み込むのも痛く、赤ちゃんの場合はよだれが多くなります。

咽頭結膜熱は発熱、頭痛、喉の腫れなどの症状が1~2週間続く場合があります。結膜炎になりやすいのが特徴で、子どもだけでなく大人も発症することがあります。症状が治まっても2日間は登園や登校を控えなければなりません。 これらの感染症はいずれも飛沫や接触、排便から感染します。家族同士でもタオルを共用(使い回し)せず、手洗いを徹底することが肝心。特にエンテロウイルスに対してはアルコール消毒の効果が少ないため、流水やせっけんでしっかり手洗いして予防することが大切です。ウイルスに感染してから1カ月間程度は、便から感染する恐れがあるため、乳児のおむつの処理にも注意が必要です。

写真は夏の山荘風景、八ケ岳がきれいです。
 
夏模様
八ヶ岳夏

●キュウリで「むくみ」改善。

今日は、夏野菜のお話です。夏野菜はたっぷり水分を含み、体温を下げ水分を補給してくれます。

キュウリはインドが原産で、日本には6世紀に中国から伝わりました。95%が水分ですがビタミンCやカリウムも含まれています。水分補給と同時に、カリウムの働きによる利尿作用で、むくみやだるさの解消に効果があります。また、水分が体を冷やすので、夏の暑い時期、サラダや酢の物などにするのに最適な野菜です。炒めても歯ごたえが残り、青臭さが抜けるのでおいしくいただくことができます。塩を振って余分な水分を抜いてから炒めると味がなじみやすくなります。

選び方のポイントは、緑色が濃くハリのあるもの、表面のイボが立っているものを。今年の夏は7月に気温が低く、水分不足と日照不足からキュウリの生育が遅れ、まっすぐ育たず曲がったものも見られました。でも栄養価は同じ。曲がっていても、多少ルックスが悪くても大丈夫、おいしくいただきましょう。


 
まっすぐキュウリ
曲がりキュウリ
(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.184 August 2019
TOPへ戻る