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ヘルシーレター 2018年4月

ヘルシー歳時記・4月

●ベストフィットシューズを見つけましょう。

桜があっという間に散ってしまいました。3月下旬からの急激な気温の上昇、満開時の強風など、年に一度の美しいシーズンが過ぎ去っていきました。写真は、山梨県の実相寺神代桜、1800年の歴史を持つ日本最古の桜です。今年もきれいに咲きました。

新一年生が入学するころは若葉の季節に変わります。木々が芽吹き、生命のパワーを感じます。ウォーキングを楽しむ方も増えてきます。今日は、足元のお洒落「靴」について考えてみたいと思います。若いころは多少痛くても、足に合わない靴を無理やり履いていました。先がピ~ンと尖ったピンヒールやハイヒールなど、スーツなどにはパンプス以外は履けませんでした。ところが年を重ねると、お洒落より快適さを求めるようになりました。

今やスニーカーブーム、コンフォートシューズが主流です。スーツやエレガントな装いでもスニーカーやスリッポンなどで、「ちょっと崩したファッション」がブームのようです。無理のない快適な足元が得られれば、その日一日が笑顔で過ごせます。足にも負担がかからず、外反母趾などの心配も軽減されます。

足は大小28個の骨、筋肉、靱帯、血管、神経などからできています。私達が普段おこなっている「立つ」、「歩く」といった動作は、実はとても複雑な足の構造によって支えられているのです。生まれたばかりの赤ちゃんの足の骨は軟骨でできており、立つことができません。長い年月を経てしっかりとした骨格が形成され、大人と同じような骨になるには16年〜17年かかります。このことからも、足が健全に発育するための靴選びの大切さがわかります。

なかなかお気に入りの靴に出合えない…という方が多いようです。快適さを求めると「かわいくない」。機能性を重視するとデザインが垢抜けなかったり、流行を取り入れていなかったり、心がときめきません。デザイン性を優先させ、疲れやすい靴を履き続けば、足に負担がかかってしまいます。

ショップで試し履きをする場合は、下記のことに注意しましょう。
  • かかとのカーブが靴のカーブと一致しているか。
  • 土踏まずが靴のアーチラインに合っているか。
  • 幅が合っているか。
  • 足の爪先が靴の甲部や前部にあたっていないか。(10mm程度の余裕が必要)
  • 靴のトップラインに隙間やくい込みがないか。
  • 両足とも試し履きし、少し歩いてみること。
  • 靴を買う時間帯は一般的に午後3時くらいに。

靴は23cmなどのサイズと共に、ワイズ(足囲)表記されたものもあります。足親指の付け根の一番出っ張っているところから、小指付け根の一番出っ張っているところを通って1周させた長さのことです。5E>4E>3E>EE>E>Dの順で小さくなっていきます。欧米人と日本人を比べると日本のほうが幅広。そのため欧米ブランドの靴は幅が狭いことが多々あります。

自分のベストフィットシューズを見つけることが健康につながります。
 
実相寺神代桜
スニーカー

●春野菜は、なぜえぐい?

春の野菜には、苦味があるものが多いですね。寒い冬をすごし暖かい春がやってくると、地中から芽を出し成長するために、必要な栄養素や害虫などから身を守る成分がじっくり溜め込まれているからといわれています。春野菜を食する理由は、寒さで代謝が低下したり、老廃物が溜まりがちになった体を苦味で目覚めさせたり、新陳代謝を促すという、昔ながらの知恵が込められています。

春野菜特有の苦味のもととなっているのは植物性アルカロイドという成分です。植物性アルカロイドには、腎臓のろ過機能を向上させ、冬の間に溜め込まれた老廃物を体の外に出してくれる解毒作用や、新陳代謝を促進する働きがあります。ただし、とりすぎると人によってはおなかをこわすこともありますから注意しましょう。

せり、セロリ、あしたばなど、セリ科の香りの成分には精油成分のテルペン類が多く含まれています。テルペン類は、血圧を下げたり、血行を促進したりする作用や抗酸化作用、心を落ち着かせる作用などがあります。

キャベツや菜の花などのアブラナ科の野菜には、グルコシノレートという辛味のもとになる成分が含まれており、肝臓の解毒機能を強化することがわかっています。

さらに春野菜には、菜の花、せりなどのようにカロテンが多く含まれているのも特長です。カロテンは抗酸化作用が大きいばかりでなく、免疫増強作用があることがわかっています。

まずはてんぷらにしてみましょう。アクが油に溶けだし、ほどよい苦味が残るため、さらにうま味を引き出してくれます。もっとお手軽にいただくときは、マヨネーズをつけると苦味がうま味にかわります。
 
春の味
(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.168 April 2018
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