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ヘルシーレター

ヘルシー歳時記・10月

●笑いとガン。

秋らしくなりました。北海道の地震、想像を超えた経験のない大型台風被害、日本各地に異変が起きています。被害にあわれた方、心からお見舞い申し上げます。

今日は「がん」のお話。折しも今年のノーベル医学生理学賞は、がんの特効薬を開発した本庶佑・京都大学特別教授が受賞しました。すばらしいことです。

先日、国立がんセンターは「3年生存率」と「5年生存率」を公表しました。すべてのがん生存率の平均は3年で71.3%、5年で65.8%。しかし前立腺がんや乳がんの90%以上の生存率に対して、膵臓がんなどは3年で15%、5年で10%。がんの種類によっても大きく差があるようです。これらのデータは、今後蓄積することで3年経過すれば、がんの種類によっては治癒の予測ができるようになるとのことです。

今や2人に1人ががんにかかる時代。治療法も研究されています。「発見さえ早ければ、付き合いながら生きていく病気」といえそうです。食べ物、生活習慣などさまざまな情報が拡散しています。そのなかで、落語や漫才を見て「笑い」を楽しんだがん患者は、見ていない患者に比べ免疫機能が向上した可能性があると、大阪国際がんセンターの研究グループが、今年の5月に発表しました。

この研究は、大阪に拠点を置く芸能事務所の松竹芸能と米朝事務所、吉本興業の協力で、昨年5月から実施。通院中のがん患者70人を3グループに分け、桂文枝さんの落語やオール阪神・巨人さんの漫才などの公演を病院で鑑賞。その結果、生活の質(QOL)を尋ねたアンケートでは、特に痛みの症状の改善がうかがえたそうです。

「ユーモアは心を解放させる」これは精神分析で有名なフロイトの言葉です。たしかにムッとしているより、笑っているほうが気分はUP。人間、怒っているときはノルアドレナリン(別名:怒りのホルモン)という強い覚醒作用のあるホルモンやアドレナリン(別名:恐怖のホルモン)という攻撃性をもつホルモンが分泌されます。心臓はドキドキ、血圧が上がり、中高年には大変危険です。落ち着いて深呼吸しましょう。笑顔で対応すると、アドレナリンやノルアドレナリンなどをなだめ、落ち着かせてくれるホルモンが分泌されます。免疫力が高まり意欲的になり血液循環もスムーズになります。

気分が沈んで消極的であると、ウイルスなどに対する人間自身が持つ抵抗力、すなわち免疫能が低下することはよく知られています。逆に言うと笑いにあふれ、積極的な姿勢を持つ人の免疫力は高くなっているのです。 科学と検証から得られた万病に効く「笑い」。鏡の前でニコッ。私も乳がん発症から5年の秋を迎えました。笑いを絶やさないように…う?…顔のしわが気になるのは元気な証拠? 頑張りましょう!写真は、秋風に揺れるすすき、早朝見られた甲斐駒からの虹です。希望を忘れずに!
 
すすき
虹

●シャインマスカットが人気です。

葡萄、特に巨峰などの品種は9月から10月が一番おいしいとき。葡萄は、そのたわわに実る姿から子孫繁栄、五穀豊穣などのラッキーアイテム。ジュエリーなどの意匠にもよく使われます。葡萄の品種はとても多く、世界には1万種以上が存在するといわれ、日本では主に30~40種類が商業栽培されています。

果皮の色によって「赤」、「黒」、「緑」の3つに分類されます。赤は甲斐路や安芸クイーンなど、黒は巨峰やピオーネなどが有名です。また緑はマスカットやロザリオ、そして近年特に人気なのがシャインマスカット。果皮の色は、未熟なうちはどれも緑色ですが、成長の過程で赤や黒の色素が作られていきます。なお緑系の葡萄は色素が作られないため、熟しても緑色のままです。

葡萄の皮には、視力回復や活性酸素の除去に効果がある「アントシアン」が多く含まれます。アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液をキレイにする働きがあるといわれています。動脈硬化やがん予防に期待ができます。デラウェアなどの赤葡萄には、強い発がん抑制作用を持つ「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれています。

山荘がある山梨県は葡萄の産地。ワイナリーも多いのですが、山梨原産の葡萄で、800年以上も前から甲州地方で栽培されている歴史ある品種もあります。

●シャインマスカット(写真右) 2006年に品種登録されたばかりのまだ新しい品種。マスカットの香りと高い糖度、そして何よりも皮ごと食べられるという特徴があります。人気上昇中の品種でさわやかな甘さが後をひきます。

●ピオーネ(写真左) 大粒で締まった肉質、豊かな甘さとほどよい酸味のバランスが絶妙のピオーネは巨峰が持つような強い甘みがあり、さらに種もなく食べやすさが魅力です。

●甲斐路(かいじ) 「赤いマスカット」という別名があるように、華やかなマスカットの香りをもち、糖度も非常に高くなります。皮はむき難く、また、皮のところに旨みがあるので、一度口の中でかみ締めてから皮を出すようにするといいでしょう。種があるので、噛むときは注意してください。季節が廻り、街道沿いの葡萄販売所に最後まで並ぶのが,この甲斐路。3カ月の短い店頭販売を終え、冬の準備に入ります。
 
ピオーネ
シャインマスカット
(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.174 October 2018
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