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ヘルシーレター Junuary 2026

おいしいレシピ January 2026

●寒ぶりしゃぶしゃぶ 家庭内新年会

 大晦日や新年に食べる魚として、一般的にはぶりが多いかと思われます。ぶりは水温が低くなるほど脂が乗って旨みが増すと言われ、冬の味覚の代表格です。特に12月から2月にかけて日本海側と太平洋側で獲れる「寒ぶり」は、脂が最も乗って身が柔らかく、濃厚な旨みと甘みが特徴的です。特に有名な産地は、北海道(北海道の寒ぶりの旬は9月〜11月)、対馬海峡、瀬戸内海、「氷見(ひみ)寒ぶり」というブランド魚も獲れる富山湾です。「氷見(ひみ)寒ぶり」は、富山湾の定置網で氷見漁港に水揚げされた重さ7kg以上の形と質が良好なぶりで、特に鮮度にこだわって市場に届けられるそうです。
 
このぶりという魚は成長するにつれて名前が変わる出世魚としても知られています。出世魚は縁起物とされるので、おせち料理にも使われます。小さい順に、全長15cm以下「わかし」→全長30cm以下「いなだ」→全長60cm以下「わらさ」→全長60cm以上「ぶり」と呼ばれます。(関西では、「つばす」→「はまち」→「めじろ」→「ぶり」と呼び名が変わります。)いなだのお刺身はあっさりしていますが、寒ぶりのお刺身は醤油につけた途端、脂がさっと醤油に浮いてとろけるよう。別の魚と思われがちですが全部同じ魚です。
 
脂と聞くと、身体に悪いイメージを持たれるかもしれませんが、寒ぶりの脂には、脳機能の向上やコレステロールの低下に効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、中性脂肪を下げて動脈硬化の予防を期待されるEPA(エイコサペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸がさんまやさばより多く含まれているそうです。またぶりは高タンパクでビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、鉄などの栄養素が豊富な身体に嬉しい魚です。水銀の心配も少ないため、妊婦さんも食べられます。
 
おせち料理でいただくぶりは照り焼きかと思いますが、新鮮な寒ぶりをおいしくいただく私の一番のおすすめは「ぶりしゃぶ」です。背側と腹側で味わいも違いますが、刺身用のサクで買って4mm程のそぎ切りにすればたっぷりいただけて得した気分。最近はぶりしゃぶ用に切られたものもよく見かけます。まずは数切れお刺身でいただいてからでしょうか。ぶりの脂が醤油を弾いてしまうので、大根おろしと一緒に醤油につけて食べるのもおすすめです。そしていよいよぶりしゃぶ!昆布だしに酒とみりんと塩、香り付け程度のお醤油を加えた鍋を火にかけます。野菜はお好みですが、私は大根や人参はピーラーで薄く切って用意し、鍋に適量入れて煮た後、ぶりをだしの中にしゃぶしゃぶとくぐらせ、さっと火を通しポン酢でいただきます。おろし生姜も薬味として合います。濃厚な脂が適度に落ちて、いくらでも食べられそうな気がします。以前、「氷見寒ぶり」のシールの貼られたぶりを店頭で見つけ、値札を凝視しながら、今日は新年会にしようか!と意を決し手に取って帰り、とてもおいしかった記憶があります。今年はお買い得でおいしい魚とスーパーで出会えますように。
 
 
フードコーディネーター 青木幹根子
柵から切ればたっぷり大満足の脂で輝くぶり
左写真:まずはお刺身!
右写真:表面だけ火を通すか、しっかり火を通すかお好みで
Healthy Letter from Mineko Vol.261 January 2026
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