ヘルシーレター September 2025
おいしいレシピ September 2025
●価格高騰と蒸しスルメイカ
2025年下半期の9月、10月とたくさんの食品値上げが予定されています。株式会社帝国データバンクの調査によると、9月は1422品目、10月には約3000品目の値上げとなり、2年ぶりに年間で2万品目を超え、値上げ率は平均15%とメディアが盛んに報じています。今月は原材料(油など)、調味料ドレッシング類、加工食品(冷凍食品など)、菓子類が中心のようですが、10月は飲料水、お茶、ハムなど加工食品の他、電気代や宅配便も予定されています。
ここ数年の度重なる値上げにより、全ての商品やサービスが常に値上げしているように感じます。7月のコーヒーやチョコレートの値上げも私は辛かったですが、趣向品だけでなく日々の健康を維持する全ての食品の値上げですから、これは節約にも限界がありますね。私は冷凍食品を買うより、自分で作って冷凍する方が安心安上がりと思っているのですが、材料の肉や魚も安い時にまとめ買いするようになり、冷凍庫がいっぱいで余裕がありません。冷凍して賞味期限がなくなるわけではないので、今月は少し整理して上手にやりくりしたいと思っています。
前置きが長くなりましたが、今月ご紹介するのは蒸しスルメイカ。蒸したイカのふっくら加減が伝わりますでしょうか? 以前スルメイカは比較的安く、また食べ応えもあるので、好んでよく炒め物にしていたのですが、ある時友人から蒸したものを冷やし、刺身として食べていると教えてもらいました。それまでゆでたことはあったのですが、洗ったイカの中に酒をまぶして4〜5分程蒸してみると、断然ふっくらで味もよく驚きました。それ以来、蒸して生姜醤油でいただくのが秋のスルメイカの簡単定番メニューになりました。
イカの下処理は、内臓を取り除いて目の下で足を切り離し、足の中央にある口を取り除きます。塩を振ってぬめりをこすり、足の大きなイボイボをしごき落とします。流水で洗い、ペーパータオルで水分を拭きます。火を入れる料理に使うなら皮付きのままがおいしいです。また、イカは冷凍しても味が落ちにくく、むしろアニサキス対策にもなります。
下処理したイカを1cmくらいに切って、フライパンで酒蒸し風の蒸し焼きにするのもおすすめです。フライパンにイカ1杯と酒大さじ2を入れ、3分程蓋をして蒸し焼きにします。その後ポン酢や七味マヨネーズでいただいてもよいですし、ごま油と塩でも。このふっくらしたおいしさをお試しいただきたいです。
とはいえ、スルメイカも海水温の上昇や海流の変化で漁獲量が低くなっており、それも価格上昇の要因の一つとなっています。もはや高級魚のスルメイカ、今年は何回食べられるでしょうか。
フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Mineko Vol.257 September 2025


