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ヘルシーレター April 2025

おいしいレシピ April 2025

●空豆、天豆、四月豆、全部そら豆

ぷっくりかわいらしい形と、ホクホク食感にほんのり甘みが魅力的なそら豆。ヨーロッパでは形が胎児に似ていることから命のシンボルとして扱われ、昔から祭事の際にふるまわれたと伝えられています。日本では江戸時代の文献に「蚕豆(そらまめ)」の名前で登場したのが最初で、これは蚕(かいこ)が作る繭(まゆ)の形に似ていることが由来だそうですが、その後、ツルが空に向かって伸びることから「空豆」と書いて呼ばれることが広がったとされています。居酒屋や料理屋では、「空」という文字を避け、空をお天堂様の天に変えて「天豆(てんまめ)」と呼ぶところもあります。また、豆は季節や地域で独特の名称がつけられることもあり、このそら豆も「四月豆」や「夏豆」などと季節感のある様々な別名で呼ばれることもあります。

その名の通り関東周辺では4月から初夏にかけて旬を迎えるそら豆ですが、収穫量トップの鹿児島ではもう少し早くから旬を迎えます。各地の早い時期の採れたてのものは、塩ゆでした薄皮もいただけるほど柔らかくすぐ火が通ります。店頭ではむいてあるものではなくさや付きを選び、買ってきたらできるだけ早くいただくとおいしさを損ないません。

そら豆の代表的な栄養素は、枝豆の2倍以上あると言われている植物性たんぱく質と、整腸作用の改善を助ける不溶性食物繊維です。他に疲労回復に役立つビタミンB1、葉酸やミネラル類などの栄養素も多く含まれている優秀な豆ですが、糖質も多いので比較的カロリーが高く、食べ過ぎには注意が必要です。とはいえ、スーパーで買う分には、大きな袋で購入しても中身を取り出すとわずかなので、食べ過ぎることもなさそうですね。さやの廃棄部分が多いので、食いしん坊の私はこれが食べられたらといつも思ってしまいます。

私はシンプルに塩ゆでか、さやごと魚焼きのグリルで焼いて天然塩をつけておつまみにいただくことが多いのですが、フライパンで薄皮ごとオイルやニンニクとソテーして、食べる時に周りのオイルや塩気を一緒に味わうのもたまりません。チーズやクリーム、マヨネーズとの相性も抜群なので、パスタやサラダのトッピングにするとメイン級に映えて味わいを楽しめます。塩ゆでや薄皮ごと調理する場合は、薄皮の黒い部分(お歯黒と呼びます)か、その反対側に包丁で切れ目を入れておくと後で薄皮を取り除きやすく、豆にも味が入りやすくなります。まずは天然塩だけで味わっていただきたい。春の食卓にホクホクそら豆を是非取り入れてみてください。

写真左から 
焼きそら豆、塩ゆでそら豆、たけのことそら豆の明太チーズグリル、そら豆入りゴルゴンゾーラチーズペンネ。



フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Mineko Vol.252 April 2025
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