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ヘルシーレター March 2025

おいしいレシピ March 2025

●食べて、眺めて、春を届けてくれる菜の花

春の訪れを感じさせてくれる代表野菜に菜の花があります。独特な香りにほんのりとした甘さとほろ苦さを持ち合わせながら、つぼみをつけた姿もかわいらしい野菜です。この菜の花というのは特定の植物の名前ではありません。冬の白菜や小松菜、ブロッコリー、カラシナなど、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。私達がいただくのは、花が咲く前のそれらのつぼみや脇芽を摘んだものになります。食用に品種改良されたつぼみの部分を束ねたものが主ですが、菜花(なばな)として様々な種類の脇芽が店頭や道の駅に並ぶこともあります。花が咲いているものを選びたくなりますが、つぼみが開いていない、切り口の新鮮なものを選びましょう。

私の故郷では、4月から5月になると菜の花畑が広がり、菜の花祭りも開催されます。菜の花好きの私としては、なぜ全部食べずに黄色の菜の花畑にしてしまうのか疑問に感じていました。調べると、そこでは秋に「野沢菜」を収穫し、そのまま越冬して春になると菜の花が咲きます。観光用として残す区域もあるようですが、6月頃になると菜の花の種ができるので、販売用や来年まく為の種として収穫するそうです。

以前は日本各地で菜種油の搾油用としてアブラナの種が収穫されていましたが、今は海外から輸入した種を使うことが多いので、菜種油搾油用としての菜の花はあまり栽培されていないようです。ただ、菜種油の搾りカスも肥料になりますし、景観作物や種の収穫の役割を終え、畑に残った葉や茎などをそのまま畑にすき込んで緑肥とし、土壌改良や病害の抑制にも使われているそうです。葉、つぼみを食べ、花を楽しみ、種と茎を使って来年に生かす、本当に無駄のない菜の花ですね。

懐かしい黄色の花畑を思い出し、私が毎年最初にいただくのは「菜の花のからしあえ」です。毎食食べたいくらい大好きで、道の駅に寄るとたくさん買ってしまいます。他にはパスタに使うことが多いかな。「菜の花としらすのパスタ」はよく作ります。写真はとびっこも加えたちょっと贅沢バージョンですね。

菜の花の下ごしらえで最初に重要なのが、買ってきたら茎の下を少し落として冷水に20分以上つけること。菜の花がシャキッと元気になります。その後に塩を入れた湯(水1Lに対して塩小さじ1杯)で、茎と葉に30秒ほど時間差をつけてさっと茹でてください。茹でた菜の花を私は水にとらず、ざるに広げて流水をかけて冷まし、すぐに水気をしぼります。しょうゆ少々かけてさらに絞る(しょうゆ洗い)と水っぽくなりません。パスタに使う際は、パスタをゆでる湯で茎の方だけさっとゆでて、つぼみや柔らかい葉はゆでずに炒めています。すぐ火が入り柔らかくなりやすいので気をつけて。春の香りと独特のほろ苦さを味わいましょう。



フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Mineko Vol.251 March 2025
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