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■企業情報
株式会社べーじゅ
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ヘルシーレター 2017年2月

ヘルシー歳時記・2月

●風邪にご注意!

昨年11月末に東京に雪が降り、今年の冬はどうなることか心配していたのですが、妙に寒暖の差が激しいのが気になります。成人式の前後、大寒波到来。山梨の山荘にも15cm程度の積雪がありました。重機が入り、路面はキレイに除雪されましたが、氷点下の寒さは続いています。
 
山梨県北杜市、南アルプスの麓に山荘を構えてから15年が経ちました。東京と山梨の往復も生活の一部となり、月の半分は里山暮らしです。静かに時間が流れています。調布から高速に入り、八王子ICから中央高速へ。高速路の景観はいいのですが起伏が激しく、カーブが多く小仏や笹子などの大トンネルが何カ所もあります。高速を走らせること約1時間半、韮崎で降ります。それから国道20号線に入り、ドアtoドアで約2時間、山荘に到着します。
 
到着と同時に行うのは、凍結防止のために開放した水道栓の始末。これは結構面倒です。でもやっておかないと水道管破裂など大変なことになります。山荘では、四季折々の風情が楽しめるのですが、さすがに雪のシーズンは別荘地も閑散としています。今朝の外気温は氷点下6度。デッキに出した温度計も寒そうです。
というわけでこのシーズン、気をつけたい風邪についてのお話です。
 
人間が生涯で風邪をひく回数は約200回。子どもは免疫が少ないので、風邪をひきやすく年に10回ほど風邪をひくといわれています。風邪のウイルスは約200種類以上といわれていますので、何度も風邪をひいてしまうのはその種類の多さからだそうです。インフルエンザはともかく、一般的な風邪の症状で抜群に効く薬はありません。発熱や咳、のどの痛み、鼻水など、出てきた症状を対症療法で緩和することになります。ですから、栄養のあるものを食べ、体を温めて睡眠をとることが一番です。基本的には、それで治るのですが、今までに経験したことのない症状が見られたら受診が必要です。
 
風邪を早く治すポイントは、食欲がなくても朝食は食べること。温かいスープでもいいですね。風邪を悪化させないためは体温を上げること。朝食で体温を上げてウイルスと戦いましょう。ウイルスと戦う体の免疫は体温が上がると強くなるのです。そして、適度に体温を上げて気持ちの良い汗をかきましょう。
 
今年の桜の開花は例年通りとか……。早く暖かい春が訪れますように。
 
 
2017雪
氷点下

●しゃきしゃきとした歯ごたえがたまらない!

今月は鍋物やサラダに欠かせないミズナです。昨年の秋から野菜の高騰が続いています。そのなかでも、きのこやミズナが比較的安定したリーズナブルな価格で売られています。ミズナは一年を通して出回っていますが、本来の旬は11~3月。特に2~3月は出荷が多くなります。
 
ミズナは京都が原産地で、江戸時代の初めから栽培されています。肥料を使わず水と土だけで作られていたことから「水菜」と呼ばれるようになったと言われています。地方によっては、京菜とも呼ばれます。それは、京都から全国に広まったためです。ミズナは、京都の壬生(みぶ)で採れるものを壬生菜と呼びます。ミズナは葉が細長く細かい切れ込みがあり、壬生菜には葉に切れ込みがなく、へら型で細長い丸葉が特徴です。

ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウム、カリウムを多く含み、植物繊維も多く、肥満・糖尿病・大腸ガンなどの生活習慣病の予防にも役立ちます。

かつては京野菜として、けっしてメジャーな存在ではなかったのですが、サラダ感覚で食べられることや、しゃきしゃきとした歯ごたえが健康志向の波に乗り、一躍脚光を浴びるようになりました。市場での取扱量は、この10年で何と約75倍にも増えたのだそうです。私のお気に入りは、鴨鍋。油揚げとスライスした鴨肉、ミズナでさっぱりといただきます。
 
 
水菜
(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.155 February 2017
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