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ヘルシーレター

ヘルシー歳時記・8月

●葉酸、厚労省勧告から17年…。

暦では、残暑見舞いになりますが、まだまだ暑い毎日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。山梨の山荘周辺では連日、オートキャンプの親子連れでにぎわっています。静かなはずの避暑地に子どもたちの水遊びの声が響いています。写真は近くの明野のひまわり畑。植え付け時期を調整しているので、広大な土地に、次から次へと開花し長期にわたって、ひまわりの元気な姿が楽しめます。

先月7月11日の毎日新聞に「葉酸」についての記事が載りました。葉酸は私たちの体組織や細胞の発育、機能を正常に保つのに必要なビタミンB群の仲間で、とくに赤血球の形成、成熟に不可欠な補酵素です。葉酸が脚光を浴びだしたのは、妊婦さんの葉酸不足で先天性の神経管閉鎖障がいの発症リスクを高めると報告されたことによります。

2000年12月28日当時の厚生省(現・厚労省)が、妊娠を計画している女性は神経管閉鎖障がいの発症リスクを低減させるために、妊娠1カ月以上前から妊娠3カ月までの間、栄養バランスがとれた食事に加え、サプリメントなどで1日0.4mgの葉酸を摂取するように推奨しました。

あれから17年が経過しましたが、先天性の障がいの発症率は改善していないようです。1980年2.2人(対1万人)であったものが年々増加し、2003年には6.14人と増加しています。葉酸摂取の推奨勧告後も、減少傾向は見られず年間500~600人が発症しているそうです。

熱田リハビリテーション病院(名古屋市)の近藤厚生副院長らの調査では、2001年から2012年に出産した女性で葉酸サプリメントを摂っていたのは23%。妊婦さんの2割程度しか、葉酸サプリメントを摂っていないことになります。さらに、神経管閉鎖障がいである二分脊椎の子を出産した女性では10%と低かったのです。まだまだ、葉酸の必要性が認知されていないようです。学校教育などで妊娠中の栄養摂取の大切さを伝えることが必要でしょう。

これから妊娠出産を希望されている方は、厚労省からの勧告の趣旨を理解して(母子健康手帳にも記載されています)、バランスのとれた食生活に気をつけながら、葉酸を含有しているマルチビタミン剤を服用されるとよいでしょう。海外では、小麦粉などの穀物に葉酸を添加する国が約80もあり、二分脊椎などの障がいが3~5割減ったと報告されています。

葉酸サプリメントは、妊娠を考えている方、妊娠中の方、授乳中の方はもちろん、物忘れが気になる方、大腸がんが気になる方など、あらゆる年代の方におすすめできる健康補助食品です。本サイトの株式会社べーじゅでも、「葉酸入りマルチビタミン」を産院やインターネットを通して皆様にお届けしています。葉酸について、わかりやすく説明した小冊子もご用意しています。興味のある方はぜひ、アクセスしてみてください。
 
ひまわり
新マルチビタミン

●トマトは夏野菜のトップスター。

夏の太陽を受けて真っ赤に熟したトマト。冷たくキンと冷やしてガブリと丸かじり。たまりません!完熟トマトには、ビタミンA、B、Cが豊富に含まれ、トマトの赤色には、カロテン類に属する赤い色素系の天然化合物・リコピンが含まれています。リコピンには、強い抗酸化作用(ビタミンEの100倍)があり、活性酸素を除去して、がんを予防する効果が期待されています。さらにリコピンには、お肌の紫外線ダメージを軽減する作用があり、天然の日焼け止め効果があります。紫外線でダメージを受けた真皮のコラーゲンの合成を促進する作用やメラニン色素の生成を抑える作用もあります。

その他にも、疲労回復効果のあるクエン酸や、血糖値の急激な上昇を防ぎ、コレステロールの吸収を抑制する水溶性食物繊維のペクチンなども含まれています。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるようにトマトの健康効果が評価されていました。

日本へは18世紀初頭に観賞用として渡来し、「赤茄子」などと呼ばれていました。明治初期に食用として再輸入されました。たくさんの品種があり、フルーツトマトのような高級で甘みの強い種にも人気があります。生食はもちろん、ジュースやケチャップなどの加工原料としても広く使われています。

リコピンの効果を十分に得るための摂取量は、1日に15~20mgと言われていますが、これは生のトマトだとLサイズ2個分になります。毎日食べるには、少々大変。そこで活用したいのが加工品です。リコピンは、赤く熟したものほど含有量が多くなります。完熟の状態で作られるホールトマト缶、完熟トマトを利用したトマトジュースは、リコピンを効果的に摂れます。ホールトマトなら1/2缶、トマトジュースなら150~200ml1缶で、1日のリコピン摂取量になります。また、トマトピューレやトマトケチャップは、ホールトマトやジュースよりさらにリコピンが凝縮されているので、大さじ4杯で1日の摂取量を摂れてしまいます。生のトマトより加工品の方が2~3倍もリコピンを吸収しやすいことが明らかにされています。また、油を使った料理でも熱に強いリコピンの吸収性は高まるそうです。

リコピンを効率的かつ十分に摂るには生のトマトだけに頼らず、トマト加工品を利用するのが賢い方法と言えそうですね。写真は我が家で採れた不揃いのトマトたち。見た目は悪くても味はピカイチです。
 
不揃いトマト
(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.160 August 2017