| このコーナーでは、メディカルライターの松村富代さんから、毎月1通ずつ health & beauty をテーマに素敵な手紙が届きます。本年5から内容を少し変身させました。「ヘルシー歳時記」と題して、前半を季節ネタや最新情報をお伝えし、後半に季節の食材を中心にお話していきます。 |
ヘルシー歳時記・水無月 |
● 万病のもと、歯周病予防
花菖蒲や紫陽花が映え、衣替えの季節です。6月の別称は水無月。梅雨の時期なのになぜ水無月というのか…いくつか説があるようですが、梅雨で天の水がなくなる月、田植で水が必要になる月、水無月の「無」は「の」という意味で水の月、といった解釈も行われるようになったそうです。
6月上旬は歯の衛生週間。健康な成人の歯は、親知らずを含めて32本。ところが、40歳を境に健康な歯は姿を消し、いまや歯の寿命は50年ともいわれ、60歳で10本、70歳では8本しか残っていないという報告もあります。厚労省では80歳で自分の歯を20本残そうと「8020」運動を提唱しています。歯の病気といえば、虫歯と思いがちですが、実際には歯肉炎や歯槽膿漏など歯周病によるものが全体の半数を占めています。歯茎が腫れたり、出血したりするのが歯肉炎、膿が出たり歯がぐらついたりするのが歯槽膿漏(歯周炎ともいいます)。そうした歯を支えている組織の病気全体を歯周病といいます。
予防はなんと言っても歯磨きです。直接の原因は口の中の細菌ですから、細菌の塊(歯垢)を取り除くことです。自分に合ったハブラシで、歯と歯茎の境目に45度の角度をつけ、あるいは毛先が入り込むようにハブラシを当て、毛先が曲がらないくらいの弱い力で左右に細かく動かします。またデンタルフロスや歯間ブラシを使ったケアも効果的です。もちろん定期的な検診も忘れてはいけませんね。
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● バジルの苗をプランター栽培
お花屋さんの店先には、夏野菜の苗がたくさん見られるようになりました。プランター栽培でも小さな野菜畑を楽しむことができます。私も狭いベランダにプランターをたくさん並べ、簡単な苗植を楽しんでいます。バジルの苗も元気に育っています。
バジルは、シソ科メボウキ属の植物。バジリコとも呼ばれ、イタリア料理の香辛料として知られています。日本には、意外にも古くからあり、江戸時代に中国から到来していました。バジルの種子に水を含ませるとゼリー状になり、これで目に入ったゴミを洗い取ることができるので“メボウキ”と呼ばれていました。また、せき止めや鼻の通りをよくする効果があるといわれ、口内炎、鼻炎、下痢止め、腎臓病などにも使われていました。
カロテンやビタミンEは多いのですが、他はあまり目立つほどではありません。しかし、カルシウム、鉄分、マグネシウムなどのミネラルはかなり多く含まれています。鎮静作用・リラックス効果、食欲・消化促進効果、殺菌・抗菌作用などがありますが、効果効能はさておき、真っ赤なトマトとの相性は抜群!バジリコスパゲッティ・ピザ・サラダなど、バジルの個性をアクセントにうまく利用し、おいしくいただきましょう。ぐんぐん大きくなるので、ドライにして粉々に砕き、ビンに密閉して保存したり、生のバジルでバジルペーストを作ったり、用途は多彩。今日もベランダからひとつまみ、いつものパスタをお洒落に変身させましょう。
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(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.75 June 2010 |
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