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| このコーナーでは、メディカルライターの松村富代さんから、毎月1通ずつ health & beauty をテーマに素敵な手紙が届きます。 |
葉酸+イノシトールの働き
カレンダーも残すところあと1枚、12月になりました。新型インフルエンザによる国内死亡者がついに100人に達しました。医療機関ではパニック状態が続いています。ワクチン自体の効果もイマイチ、「感染しない」わけではなく、「感染しても軽症に…」と、表現がビミョウになり、副作用も報告され始めました。知り合いの小児科医の話しでは、検査キットの判定が出るのに10分。待合室には患者さんがあふれかえっているそうです。その判定キットもそれほど正確性が期待できず、高熱イコールタミフルという処方が続いているとか…。いずれにしても予防は必要。手洗い、うがいは必須です。マスクは、しないよりしたほうがよく、着用したのなら使い捨てであることをお忘れなく。
今月のテーマは、11月に引き続いてビタミンB様物質である「イノシトール」です。イノシトールは、脂肪が肝臓にたまらないようにする働きがありますので連日アルコール漬けの人やコレステロール値の高い人にはぜひお勧めしたい物質です。注目すべきは、葉酸との相乗効果です。葉酸は、2000年以降、厚生労働省から『妊娠を計画している女性は、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させるために、食品からの葉酸摂取に加えて、栄養補助食品から葉酸を摂取することが望ましい』と勧告が出されたビタミンB群に属する栄養素です。このサイトの管理者である「株式会社べーじゅ」でも「葉酸入りマルチビタミン」を販売しており、多くの方に利用していただいています。
横浜市立大学客員教授である住吉好雄先生が興味深いレポートを寄せてくださいました。 『葉酸単独では神経管閉鎖障害(無脳症、二分脊椎、脳瘤)の発症リスクを低減させる率は70%といわれています。しかし、葉酸で効果が期待できない、残りの30%に対して、「イノシトール」に注目が集まっており、両方を投与することによりマウスの二分脊椎を100%に近く予防可能であるという論文がイギリスのロンドン大学AJ.Coppなどが発表して話題になっています。「葉酸+イノシトール」で神経管閉鎖障害の発症リスクを限りなく低減できるとすれば、画期的なサプリメントになると思います』 葉酸だけに限らず、ビタミンB群は単体で摂るより、他のビタミンとの複合によって吸収がよくなり、より高い効果が期待できるといわれています。だからこそ、「マルチビタミン」としての存在が活きてくるのですが、ここに「イノシトール」が加われば、期待はより大きく膨らむことでしょう。
2010年、このイノシトールと葉酸が、新旋風を巻き起こすかもしれません。お母さんと赤ちゃんの健やかな成長を願って2009年の締めくくりとします。
皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。
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(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.69 December 2009 |
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