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このコーナーでは、メディカルライターの松村富代さんから、毎月1通ずつ health & beauty をテーマに素敵な手紙が届きます。

地球の未来に投資しませんか?

桜が散り、桃の花が終わり、つつじが色鮮やかに咲き乱れ、新緑が眩しい季節になりました。自然は確実に巡ってきますが、その巡り方がこのごろちょっとおかしい…。私たちの大切な地球が悲鳴をあげているようです。

ゴールデンウィーク、皆さん、いかがお過ごしでしたか?家でテレビ三昧でも電気を使い、外出すれば交通機関でCO2が発生します。私たちが活動をする上で、たくさんのエネルギーが使われていますが、そのエネルギーの多くは石油や石炭などの化石燃料から取り出しています。これらを燃やすとCO2などの温室効果ガスが発生します。エネルギーをたくさん使えば、それだけの温室効果ガスを排出することになります。したがってエネルギーの消費量は少ないほうがよいのですが、かといってまったく使わないわけにもいきません。自分の削減努力ももちろん大切ですが、たった一人でできることには限界があります。

最近「カーボンオフセット」という言葉を耳にします。省エネなどの努力をしても、どうしても排出してしまう温室効果ガスを植林や森林保護、クリーンエネルギー事業といった取り組みや活動に投資することで、CO2の排出を打ち消そうとする活動や考え方をいいます。たとえば、06年のドイツサッカーW杯や、アメリカのテレビドラマ「24」の製作では、使った電力や化石燃料分をオフセットしたそうです。日本でも年賀はがきに「カーボンオフセット年賀」が登場。1枚55円のうち5円を風力発電など地球温暖化防止事業に寄付。それによって得られるCO2の排出枠は日本政府に無償譲渡され、京都議定書で義務付けられた日本の削減分に算入されます。また、JTB関東は、旅行中に排出されるCO2を自然エネルギーを購入することで相殺するツアーを売り出しています。日帰りバス旅行で排出するCO2を客1人当たり20キログラムと算出し、この相殺分として400円を料金に上乗せ。修学旅行や運送会社など環境意識の高い団体からの反響は予想以上と話しています。個人レベルでも自分の出したCO2量がわかるように、ローソンではウェブサイトでCO2家計簿を公開しています。中間法人「日本カーボンオフセット」ならクレジットカードで決済できます。

こうした「カーボンオフセット」に対して、お金さえ出せば排出が許されるのかといった非難もあります。もちろんいちばん大切なことは、できるだけCO2の排出を少なくすることです。しかしそれだけでは、もはや解決できない状況にあることも認識しておかねばなりません。

これからのキーワードになりそうな「カーボンオフセット」。ニュースなどで耳にしたら、ちょっと意識してみてください。そこからエコへの第一歩が始まります。

(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.50 May 2008

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