|
|
| このコーナーでは、メディカルライターの松村富代さんから、毎月1通ずつ health & beauty をテーマに素敵な手紙が届きます。 |
新しい微栄養素・ファイトケミカルとは?
今年は梅雨明けが遅かったのですが、ようやく8月に入って強い日差しの毎日が続いています。お変わりありませんか。さて、今日は新しい栄養素の話です。
私たちは呼吸によって空気中から酸素を取り入れています。酸素は私たちが生きていくために欠かせない大切なモノです。ところがこの酸素、ちょっとしたキッカケで「活性酸素」というものに変身します。活性酸素は非常に不安定な物質で、いろいろな物質の電子反応を引き起こし、体内の組織や細胞に障害を与えます。これが「酸化させる」(サビさせる)ということで、細胞の正常な働きを失わせ、その結果、老化やさまざまな病気を引き起こします。シミやシワなどのほか、ガン・動脈硬化・糖尿病・認知症・白内障などの病気の引き金にもなるといわれています。
活性酸素は私たちの日常の生体活動の中で自然に発生するほか、紫外線を浴びたり、大気汚染でも発生します。もちろん、人間の体には「酸化防止システム」もちゃんと備わっていて、酵素、タンパク質、ビタミンなどが“サビ止め”として活性酸素に応戦します。ところが、大量の活性酸素が発生したときや、加齢とともに、応戦システムにも限界が生じてくると応戦しきれなくなってしまいます。そこで、登場するのが抗酸化物質。最近話題になっている「ファイトケミカル(フィトケミカル)」です。
「ファイト」または「フィト」はギリシャ語で「植物」という意味。「ケミカル」は化学物質。植物が紫外線の害や虫などから自らを守るために作り出した化学物質です。主に野菜や果物に含まれる色や香りの成分です。注目を集めた赤ワインのアントシアニンや緑茶のカテキンといったポリフェノール類もそのひとつです。
従来、ヒトの体に必要な栄養素は、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5つと考えられていました。最近は食物繊維を加えて6大栄養素としています。しかし、1980年代になって、このファイトケミカルが発見されてから、これが「第7の栄養素」と呼ばれるようになりました。
野菜、果物、豆類に多く含まれ、その種類は数千種類に上り、これらはカロテノイド群、ポリフェノール・フラボノイド群、硫黄化合物群に分けられます。体を老化させる活性酸素を除去するとともに、免疫力を高め、病気の予防に役立つ成分です。
赤ワインで有名なポリフェノールの他、スイカやトマトの赤色成分であるリコピン、大豆のイソフラボン、ゴマのリグナン、お茶のカテキンやタンニンなどがあげられます。その数は栄養素よりもはるかに多く、およそ1万種類くらいあると考えられています。現在見つかっているのは900種類ほどですから、これからもっと詳しいことがわかってくるでしょう。
従来の栄養素と異なり、不足してもすぐに欠乏症を引き起こすことはないので、健康を保つための栄養素という位置づけですが、必要量は1日に、いろいろな野菜を350グラム以上、いろいろな果物を200グラムぐらい食べることが目標とされています。
食事から補えない場合は、サプリメントも効果的です。
ファイトケミカルは暑い夏をのりきる強い味方といえそうです。
|
(メディカルアドバイザー 松村富代) Healthy Letter from Tomiyo Vol.41 August 2007 |
※ サプリメントに関する皆さまの素朴な疑問、質問、不安などございましたらお気軽にご質問ください。できるかぎり個別に、また同内容の質問が多い場合には当ホームページ上で特集を組んでお答えします。質問や弊社商品に関するお問い合わせはサイト内「お問い合わせ」よりお願いします。 |
|