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十代の性
厚生省がまとめた1999年母体保護統計によると、10代後半の女性の人工妊娠中絶件数は4万件近くに達し、過去最高を記録した。 この数字は10代後半の女性の100人に1人が中絶を経験したことになる。 背景には性体験が低年齢化する一方で、中絶が女性の心身に与えるダメージの認識が希薄であり、避妊についての科学的な知識の未熟さが窺われる。
   
  1999年の東京都性教育研究会の報告では高校3年生の性交経験率は男女共に40%近くに達し、性体験の低年齢化が進んでいる。 高校3年生の性交経験率は1996年では女子34%、男子29%、1999年では女子39%、男子38%と報告されている。
   
  16歳〜19歳の性交渉経験は1990年は14.3%、1994年は20.2%、1999年は26.9%と著しく増加している。 最初の性交経験の年齢は、15歳16.1%、16歳37.5%、17歳25.0%とどんどん若年化している。
   
 

女性優位の性器クラミジア感染症
クラミジアによる性感染症は、男性ではまず尿道炎、女性では子宮頚管炎として発症します。男性の場合は、感染後2〜3週間すると、排尿時に不快感や痛みを感じ、尿道の分泌物の色や性状が変わるなど症状が出やすいので、比較的発見しやすいといえます。しかし、女性の場合は、感染による症状が出る人は感染例の20%前後に過ぎず、気が付かないうちに病態が進行したり、パートナーに感染したりしますから注意が必要です。女性の場合の主な自覚症状は、おりもの(帯下)の増加、下腹部痛、性交痛などです。
わが国における性器クラミジア感染症は、2000年の疫学調査では、男性は10万人中150人、女性は10万人中284人と女性優位であり、”性病は男性のもの”という従来の社会的理解とは全く逆に推移しています。特に若い女性層である15〜19歳においては、男性10万人中、240人に対し、女性10万人中、989人と実に4倍以上の罹患率が報告されています。一方、既婚の妊婦における無症候、無自覚のクラミジア感染症は20台前半で7%という結果が報告されており、わが国におけるクラミジア感染推定者数は女性85万人、男性15万と推定されています。
無症候のそして無症状のクラミジア感染が、蔓延していることは残念ながら事実であり、エイズとともに私たちの周りに確実に忍び寄ってきています。クラミジアを含めて性感染症の予防には、正しいコンドームの使用が不可欠です。

性器クラミジア感染症の全国疫学調査グラフ


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